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今日のわか ちあい
♪Today's Sharing♪

June 2014

聖書のことばを通して
生活のなかで示されたことや
インスピレーションが
与えられたことを一言

軍人の国の暗闇

長寿平均 日本世界一

暑い国は苦手でも

軟弱体質

二つの顔を持つ
 Split Rocker

翼の影へいこか


June 28, 14 "翼の影へいこか"

「神よ、あなたのいつくしみはいかに尊いことでしょう。人の子らはあなたの翼のかげに避け所を得、あなたの家の豊かなのによって飽き足りる。あなたはその楽しみの川の水を彼らに飲ませられる。いのちの泉はあなたのもとにあり、われらはあなたの光によって光を見る。」
詩編36編37-39節

 幼い時、インコが自宅で飼われていたので、私はその鳥の動作をよく観察したものです。飛んでいない時でも、羽づくろいのためかストレッチをしているのか、止まり木に片足で止まって、びよーんと片方づつ翼を広げているのを見るのが特に好きでした。鳥の翼は一枚一枚の美しい羽が重なり、その翼を広げた時は非常に大きな面積になるのに驚いたものです。小さいインコですら、その羽の美しさ・力強さを感じます。ましてや大きな猛禽(はげたか、とんび)が山で翼を広げて飛んでいる姿はなんと優美でしょう。
 聖書ではよく”翼”ということばが出てきます。神様のおられるところを避け所、逃れの場として、”御翼の影”として例えられています。そこは雌鳥が雛を自分の翼の影にかくまうように、弱い存在の雛が安心して避難できる、隠れることが出来る場所なのです。誰も不安な場所、むき出しのエリア、信頼できない所に隠れないものです。そこは、神様が恵み深い方だと知っている者だけが憩える場所です。そして神様の隠れ場は、飽き足りて、渇きを満たす水が飲めます。その水は肉体的な渇きを満たす水ではなく、心を楽しませる、いのちの泉から流れる水で、そして更にそこでは光も得られると。ここに神様が提供する、人に必要な全てが集約されるかているような箇所です。
 イエス・キリストは「だれでもかわく者は、わたしのところにきて飲むがよい。 わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、その腹から生ける水が川となって流れ出るであろう」(ヨハネによる福音書7:37-38)と言われました。この水は、イエスを信じる人々が受けようとしている聖霊をさして言われたと更に続きます。イエスを信じると、心に神の霊:聖霊が内側に与えられ、住まれます。すると、物理的に避ける場所というより、心の内側に、逃げる場所があるわけです。心の中に聖霊が住んでいるので、苦しい時、辛い時、恐れがある時、聖霊が助けてくれて平安を慰めを与えてくださる。
 大阪では「いこか」という関東でのスイカがあるそうですが、感謝しつつ、いつもそこに行こか(憩か)と思います。
June 25, 14 "二つの顔を持つ Split Rocker"

 「御使たちはすべて仕える霊であって、救を受け継ぐべき人々に奉仕するため、つかわされたものではないか。」へブル人への手紙1章14節

 朝通勤途中歩いていると、ふと不思議な物体を横目で見かけ、傍まで行って見ました。それは大きな木馬の頭のような形をしたオブジェで、NYのロックフェラーセンターに開設されていました。(写真上)ジェフ・クーンズという現代アーティストの作品で“スプリット・ロッカー”(Jeff Koons, “Split Rocker”)というそうで、右半分が恐竜で左半分が木馬の頭。表面に一帯に5万株以上の花の植木が埋め込まれていて、中から水の補給ができるので枯れないということを後から調べてわかりました。とてもすてきな作品です。
 左右の顔が違うというのはよく芸術作品、写真の遊び等でありますが、聖書にはなんと頭の4側面に異なる顔をもつ天体の生き物がいると描かれているのに驚きます。正面の顔が人で、右側面が獅子、左側面が牛、後方が鷲の顔を持ち、胴体は人間のような形で4つの翼を持つという、ちょっと想像すると怖いです。これはエゼキエルという古代ユダ王国の預言者が幻で見たものです。*芸術作品で天使に翼があるというイメージも、ここから来ているようです。一方で聖書にでてくる人の形をして、人に神からのメッセージを伝えに現れる天使には翼があると描かれていません。白い服を着た美しい女性や裸の赤ちゃんで翼を持つ天使というイメージは聖書にはないのです。しかし天使は人間の創造を超える異次元の力を持つ存在です。突然現れますし、一度にイスラエルの敵の大軍を打ち倒す程ものすごいパワーを持っていると書かれています。
 天使とは何か?御使いともいいますが、実は神に仕えるだけでなく、人にも仕えてくれる存在なのです。悪魔(サタン)とはもとは天使の一人でしたが、神が人を創られ、その人を愛するのをねたんで、また神に対して高慢になり、天から落とされた天使で(堕天使とはここからきます)人と神との関係を破壊しようとする存在です。
 神様はご自分の御子の命を犠牲にするほど、また天使を持って仕えさせるほど、そこまで人を大切に思ってくれていることを知るにつけ、感謝であり、また、そこまでしてもらう程自分は価値のある者ではないと畏れ多く思いつつも、恵みとして感謝して受け取りたいと思います。  
*ケルビム (エゼキエル書1:5-11)
June 23, 14 軟弱体質

「こうして、彼らがステパノに石を投げつけている間、ステパノは祈りつづけて言った、「主イエスよ、わたしの霊をお受け下さい」。そして、ひざまずいて、大声で叫んだ、「主よ、どうぞ、この罪を彼らに負わせないで下さい」。こう言って、彼は眠りについた。」 使徒の働き 7章59-60節
 

 昨日はある方のお誕生日に呼んでいただいて、そこに集まった方々がみな元気な高齢の方々で驚きました。(私と同年代の方も一人いらっしゃいましたが。) ホストの方はご病気のため、体が不自由であっても、非常にきりっとしてて、若い時は人一倍働いて、活躍していらしたんだなあと。一人のゲストの方は92歳なのに72歳にしか見えない程、お肌はつるつる、しわがない!地下鉄にのってこの場所までご自分で来られて、週に1-2回は生徒さんをとってお花をまだ教えていらっしゃるとのこと。皆さん何十年もNYに在住で、まだ日本人が黒人より差別されていた時代、治安が非常に悪かった時代、物を大切にした時代の話など、非常に興味深いお話を楽しく聞かせていただきました。日本で仕事で高齢者のお宅に訪問し色々お話を伺いましたが、国外にいる方々からはまた更に別の世界の貴重なお話を聞くことができ、とても楽しかったです。
 今朝読んだ箇所は毎回読むたびに涙を流す聖書の箇所です。イエス・キリストを信じる信仰で最初に殉教したステパノが、同胞のユダヤ人からぼこぼこに石打ちの刑にされて死ぬところです。イエス様も十字架にかけられて瀕死のときに、あざ笑い、暴言を吐いている人々のために、「父よかれらをお赦し下さい、何をしているのかわからないのです」といわれました。それと同様に、ステパノも石に打たれながら「主よ、彼らにこの罪を負わせないでください」と祈って死んでいきました。神様の愛は本当に無償の愛、犠牲の愛、相手がどうであれ徹底的に愛する。こんな愛は人にはないと思う場面で、心をいつも打たれるのです。
 私は人間的には、昨日お会いしたご婦人たちのように努力家でもなく、たいした苦労もしていない軟弱な者です。まずそんなに長生きできるほど健康ではないし、根性もない。しかし、ひとつだけ生きている間は貫きたいと決めていることがあります。イエス・キリストを信じて、小さいことでも自分に任されていることだけは貫きたいと。もちろん、石を打たれるような迫害にあったら逃げ出すし、そして自分に敵対する人にむかっては腹を立てるか、怖れるかという態度しかとれない弱虫です。しかし、私自身が弱くても、私の内側に住む聖霊がその時になったら助けてくれるという確信があります。自分には自身が全くないのですが、不可能なことでも、聖霊によれば可能であると、そのことで希望を持ちたいと思わされます。
 今、かなり体が疲れていて、きついです。。フルタイムで仕事しながら、ミニストリーというのは思った以上にスケジューリングが難しく、7月まで来客が続き、体がもつのかなと弱気になりますが、うまく時間を調整して、神様に助けられて乗り越えられると期待してがんばります。元気な80-90代に励まされ、ひよっこの私も活動しないと。(^_^;)
June 14, 14 "暑い国は苦手でも"

「働きは種々あるが、すべてのものの中に働いてすべてのことをなさる神は、同じである。各自が御霊の現れを賜わっているのは、全体の益になるためである。」 
第一コリントへの手紙12章6-7節


 6月に入り雨が多く、今週は毎日のように傘を携帯。湿気も東京の梅雨並です。今日はようやく晴れましたが、数日したらまた雷雨の予報です。東京での湿気になれているので、それほど苦にはなりませんが、湿度が高いとここでは虫が発生するようで、個人的に私はさいなまれています。最近NYの自宅とオフィスでも毎日のようにダニ、のみにさされて、足がはれてしまいます。アレルギーもあるのかもしれません。どんなに殺虫剤を部屋にまいたり、換気をよくし、部屋を掃除しても毎日刺されて痒くて、たえられない程です。日本にあるダニアースというものがNYでは売っていないのですが、それを日本から持ってきて前の家でもたいた直後でさえ、だににさされ酷いかゆみと跡になってしまいました。また、私の部屋だけの問題ではないと、「このアパートは古いし、君の部屋をどんなに綺麗にしても、上下の部屋が汚いので入って来るんだよ」と折りしも薬をまきにきた害虫駆除のお兄さんに言われ、私は途方にくれました。(涙)
 今晩は私の教会で、インドへの短期宣教旅行に行くチームのための資金集めのイベントが開催されます。私の教会に一人インド人のご夫人がいて、その方はインドとNYを定期的に行き帰し、インドには孤児院の経営にもかかわっているとのことで、またインドの(どこの都市かわかりませんが)私の教会のグループの教会が建てられていて、そういうゆかりがあるようです。NYから短期間ですが、その現地での教会を拠点としてインドの孤児達に仕えに行くために、仕事で休暇をとり、自分で旅費を用意して、一部献金を集めて、この秋にこのグループはインドへ行くそうです。
 私は暑い国へ行くのが困難です。NYで虫にさされているようでは、暑い湿気の気候下では想像を絶しますし、また胃腸が弱いため、辛い香辛料もだめ(インド料理を食べた後酷い下痢に。。他の皆は全然平気で)、ちょっとのことで下痢になります。私の場合東南アジア、アフリカ、インド等の国へいったら健康状態を保つのは無理だと思います。
 このように皆が行ける訳ではないのですが、皆が行く必要がないのが幸いです。教会での働きはそれぞれが分担し、この宣教旅行でも、ある人は現地に行き、ある人は祈り、ある人は献金で支えてと、これらがあわさって一つのミニストリー(奉仕)が他者への益となり、結局は神様の力で成り立ちます。なぜなら、教会はNGOや慈善団体ではなく、神の働きのために、その現地の人々の実際的必要の為だけでなく、魂の救いの為に仕えるという目的を持ってなされるからです。人は人を(一時的・表面的には助けられても)救えません。神にしかその人の魂を救えません。また、人々が心身とも捕らわれている状態から解放されるために、イエスは地上に来られ、十字架にかかり、3日目によみがえって、今でも天で、救いに導きたい、天国に来てほしいと願っておられます。私たちそれを信じている者は、神の働きに様々な形で、人と比較する必要もなく参加させてもらえるのが、とても光栄なことだと、感謝です。天国は虫や湿気はないと私は想定します。(笑)
June 7, 14 "長寿平均 日本世界一"
 
「永遠の命とは、唯一の、まことの神でいますあなたと、また、あなたがつかわされたイエス・キリストとを知ることであります。」  ヨハネによる福音書17章3節

 最近のニュースで世界保健機構発表では、日本の平均長寿が前年に続き世界一、女性単独では87歳とダントツ。いまや日本では100歳以上は珍しくなく、かくいう私の祖母も102歳までまっとうしました。この話題がお友達とあがった時に、お互い「健康であれば長生きしてもいいけどねえ」と。しかし、本人の希望に関わらず、寿命ばかりは基本的にコントロールできないものです。もしこの今の体:病気になったり感情に左右されたり、在る意味不完全な体で、永遠には生きるということがあれば、それは大変な艱難です。それを予測できるのがSF映画で、科学がどれだけ進歩しても人の心は変わらない、いつも争いがあり、そこに希望を見出せません。環境や医療が進歩しても、自己中心の人間同士で生き続けることへの解決方法は見出せません。人の考えうる”愛”も限界があるからです。
 聖書では永遠の命というと、長生きや不老不死という意味と異なります。永遠の命とは、その永遠という長さももちろん意味しますが、その内容が今日の箇所にあるように、「唯一、まことの神と遣わされたイエス・キリストを知ること」がその内容であります。短くまとめると、真の神とその子であるイエス・キリストを信じることが、永遠の命をにつながるということでしょう。
 人が神によって最初創られた時は、聖書によると人は神の霊が内側にあり、神とコンタクトが出来る状態でした。が、人が「自分のことは自分で決めたい」、「神のように賢くなりたい」「見た目に良い」という誘惑に負けて、結果罪が人に入った時から、全てが不完全な世界に変わってしまいました。神の霊も人から去り、人は肉体と心だけで生きるようになり、神と断絶して今に至ります。最初の人間アダムとエバの話はおとぎ話でも神話でもなく、本当のことだと私は信じます。なぜなら人の欲はこのアダムとエバが受けた誘惑にほぼ集約できるからです。
 人が再び神とコンタクトし、神と共存可能になってほしいと、ご自分が創られたものには責任をもたれ、見捨てないところに、神さまの愛を見出せます。人が天国で、永遠に生きる体が新たに与えられて、再び神と共存できるようにしてくれたのが、イエス・キリストの十字架の死と復活です。このことを信じて初めて、実質的には今の世からでも永遠の命が始まります。この体は今までと同じでいつか死にますが、聖霊が心に与えられるので、心は先に新しく生まれ変えられているからです。私はそんな神とコンタクトできるにふさわしくもない、資格も能力もないのですが、キリストを信じれば、そのシンプルな信仰でいいので、ありがたいです。自分の力で悟りを開かなくても、悟りは神が聖書を通して与えてくれます。かなり神任せ。プライドが最後まで任せることを邪魔します。
 長く自分が存在するのであれば、その質(QOL: Quality of Life)を求めたいと。それには神の助けが必要です。この肉体を持っている限り、色々な欲に惑わされて落ち込むこと、不信仰になることもまだまだありますが、毎回赦され徐々に変えられて、今生きている間からも、永遠の命につながっているという希望をもって、励まされたいと願います。
June 3, 14 "軍人の国の暗闇"

「・・・あなたがたも、夜が明け、明星がのぼって、あなたがたの心の中を照すまで、この預言の言葉を暗やみに輝くともしびとして、それに目をとめているがよい。聖書の預言はすべて、自分勝手に解釈すべきでないことを、まず第一に知るべきである。なぜなら、預言は決して人間の意志から出たものではなく、人々が聖霊に感じ、神によって語ったものだからである。」 第2ペテロの手紙1章19-21節

 5月の最終月曜日はアメリカではメモリアルデーといって、戦没将兵記念日、戦没者追悼記念日という祝日です。家族に戦争で亡くなった人がいればお墓参り、そうでない人達はだいたい集まってBBQやパーティを楽しみます。
 アメリカは軍人さんの国です。日本の感覚では考えられない程、軍事国家ならでは多くの軍人を包え、彼らを支えるべく制度は充実しているはずです。お国のために戦争にいって、そして負傷・病気になる人に特別の保険が適応され、専門にケアされ、戦没した夫の奥さん達は遺族年金をたくさんもらえて福利厚生が良い、と思っておりました。しかし最近のニュースにより、それは一部の軍人だけであって、アメリカの行政の底なしのような暗い部分、その氷山の一角を知りました。
 アリゾナ州フェニックスの退役軍人(VA)病院で、診察の待機リストが操作されているという疑惑が上がり、捜査の結果1400人の人が待機していないのに待機リストに名前が載っていて、待機している1700人がリストから削除されているという結果が露呈。その間亡くなってしまった患者が何人もいるとのこと。VAの病院では全国平均にして84%の新患が14日以上診察を待つそうです。それだけでなく、その治療や手術において適正な処置がされなかったという話もごろごろ。これは全国のVA病院的問題だそうです。退役軍人はVAの病院にしか保険の関係で行けないし、(民間へいったら莫大な自費負担)、この待機リスト操作の狙いは病気のVAは使い捨て、治療を遅らせて死なせるとはあまりにも酷いことです。この件でVA省の長官が罷免されただけ、つまりスケープゴートとなっただけで行政は沈黙。
 イエス・キリストは人となって2千年前に生きておられたころ、その当時の医療では直らない病人を毎日のように大勢癒されました。心の病も。イエスの診察には待機リストはありません。来るものはすべて受け入れて下さいますが、問題は人の側で行こうとしないのです。病気だという自覚がない、自分に問題があるという自覚がない限り、イエスの元へは行かないからです。逆にイエス・キリストの方で待機しておられます。そのリストには人にあるような政治的な暗闇はなく、全ての人がイエスのもとに行けるように道が開かれています。なぜならイエスご自身がこの世の光として、暗闇を照らして人々を救うために来られたからです。
 この世の不条理な面を見て、がっかりするのではなく、まずは一人一人の心の内側に光を求めることが大切です。夜明けの明星のようにイエスが私たちの照らされます。するとこの世の暗闇にキリストにあって打ち勝つ力が与えられます。心の暗闇を自覚された方は、イエス・キリストの光が照らされるよう、求められることをお勧めします。
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