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MY通信 My Journal


「職場復帰:手術から2ヶ月後、突っ走る私、忠告してくれる同僚 Feb. 1, 2009, Vol 7


○2ヶ月振りの職場 


119日、いよいよ職場復帰の初日。緊張しつつも早く起きて職場へ行く支度をする。朝駅まで歩いて行くと、いつも同じ時間に歩いて来る人々と久しぶりにすれ違う。駅からバスに乗ると、いつも同じバスに乗るいつものメンバーが。思わず一人でニヤニヤしてしまった。2ヶ月たっても朝の光景は変わらないんだなあと。しかし、同じ光景を見てもなんだか新鮮な気持ちでもあった。こうして、再び歩いて職場に向かっていけるのが本当に感謝だった。入院する前日、最後に職場を出た時、“またここに戻ってこられるかな…”と一瞬思いがかすめた。いや戻ってこられるよ、という平安もあった。

職場の皆が私の顔を見るなり、みんなとても喜んでくれた。大丈夫なの?と驚く人も多かった。とにかく無理をしないで、最初は内勤から少しずつ始めてねと。職場の皆はさすが福祉職の人たちで、私を必要以上に病人扱いせず、一緒に通常通り業務を始め、一方で私の体を気遣ってくれる。そういう職場の雰囲気のおかげで精神的にプレッシャーにならず、とても助けられた。初日はあっという間に一日が過ぎる。自分が担当していた利用者さんの私の休職中の状況を聞くと、やはり変化はたくさんあって、ある人は入院されたり、またある人はお亡くなりになってしまったり。一方、私が入院する前は、「この方は、この状態で在宅のサービスを続けられるのか…」と思うほど心身の状況が厳しかった方が、今はすっかり落ち着いてなんとか暮らされているという報告もあった。高齢者の変化は短期間でいつも動きがあるのである。久しぶりに利用者さんに電話をして様子をお聞きすると、私が定期的に訪問していたのが最近来ないからどうしたのかなと思っていたというので、正直に少し体調を壊しお休みしていて行けなかったことを伝えた。「あらまあ、お体を大切にしてね、もう大丈夫なの?」と、気遣って下さる。また、2ヶ月の間のブランクがあってもある方は気にせず、「忙しいと思うけど、また寄ってね」と。何もなかったかのように利用者さんと接っすること、なにげない会話を通して私自身、大きな励ましを頂く、有難かった。


○突っ走る私。無理したらダメよ!と忠告してくれる同僚


月曜から金曜まで8時半から515分までなんとか2週間の勤務を終えてホッとした。働き始めるまでは、可能なのだろうか?途中で気分でも悪くなったりしたら…との懸念もあった。今のところ、体に変調もなく、体が守られているのは感謝である(実際、木曜・金曜になると朝起きるのがキツクなってくることはあったが)。何人かの友達が「いきなり働いて大丈夫だった?」「毎日フルタイムじゃなくて、週に2日とかにできないの?」とメイルや電話にて気遣ってくれた。最初の週はたまたま予定が数件入り、初日を除き結局毎日、車で外出し会議に出席したり、新規の契約のための訪問も行った。翌週、同僚の看護師のSさんが、「柴川さん、最初は内勤から体を慣らすということだったのに、先週毎日出掛けて。だめだめ、新規があれば私が行くから!ただの怪我とかで手術したのと違うんだから、無理しちゃ絶対だめよ!」と首を横にプルプルふりながら、やさしく忠告してくれた。つい、今までのように動いてしまうのである。性格が突っ走ってしまうタイプである。忠告を頂いてよかった。せっかく職場復帰出来たのに、無理をしてまた休まなくてはならなくなったら、かえってみんなに迷惑をかけるし、自分自身のために益にならないのである。あせらず、あせらず。どの程度疲れているかというのは自覚症状がなく、疲れというのはたまってから出たりするものである。一応、平日は毎日10時にはベッドに入って疲れをためないようにし、週末は少し寝坊する。以前、元気な時は仕事から帰ってきてPCに向かって何か事務的な作業をしていたものだが、今回一度それをやったら非常に疲れ、横になってもすぐに眠れなかった。以前と同じ体ではないことを覚えていなければならない。平日職場に行くこと自体が私のリハビリでもある。リハビリの秘訣は無理をしないで、体調の許す限りこつこつ続けることである。


毎朝、目が覚める度に「神様、今日も無事に朝を迎えられ職場に行けること、ありがとうございます」と短く祈って起き上がる。平日朝の時間は限られているので、朝食もどうしても早食いになって胃に負担をかけてしまう。そこで、行儀が悪いが一口食べたら聖書を読んでと、読みながらゆっくり食べている。体の栄養と心の栄養を両方補給する。こうして、職場復帰が出来てから無事に2週間が過ぎた。気がつくと1月は終わり、家のマンションの前には梅の花が咲い
ていた。春のおとずれを早くも感じられる季節となっていた。
                    

○東洋医学との出会い


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24日、小田急線経堂駅近くにある、東洋医学の先生のところに漢方を処方してもらうため初めて受診した。この内科クリニックはリウマチを含む膠原病やアレルギー疾患の治療を専門としているが、西洋医学的治療代替補完医療的治療コラボレートで、「総合医療ガン免疫部門」も持っているとのこと。担当の先生はとても丁寧に話を聞いてくれた。いつも良い先生と出会えるのは感謝である。現在の症状:術後、順調に食べることができているが、横っ腹の痛み、まるで食べてすぐ運動すると痛くなるような痛みが常時あること、力めないので便秘ぎみであること等々を説明。そこで、免疫力アップと、開腹手術後の後遺症(腸ねん転等)を防ぐのに使われる漢方を処方してくれた。@十全大補湯:免疫力抑制状態の改善や、また胃癌の化学療法補助として用いられる。A大建中湯:消化管運動・消化管ホルモン促進作用、腸捻転の予防効果。B桂枝加芍薬大黄湯:便秘(以上、ツムラ漢方スクエア製品情報より)とりあえず様子をみるため2週間分を処方し、経過を見ることに。漢方というのは即効性がないというので、気長に飲んでみようと思う。26日は外科での受診。退院後初めての血液検査をするが、結果に問題ないことを祈りつつ


   
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