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胃癌奮闘記4 「徐々に外出が可能に」 マスクをしていざ、クリスマスに教会へ! 

Dec. 2008 vol 4


○体力回復のこつ: 吐いてもめげずに食べられる物を食べる。今は食べるのが仕事。


胃癌で、胃切除後というと大体体重が5−10Kg落ちるといわれる。しかし、私の場合はみんなに、「あまり変わらないね、元気そう、顔色もいいし」とおほめ頂く。(参照:胃癌発覚の一年前からの体重の推移と食生活)「おかげさまで今のところ順調です。体力も回復しきていまして。でも、まだ見えない内臓はよく機能してないし、時々吐いているんですけどね〜。吐いても吐いても、めげずに食べています。」看護婦さんが、退院時に、「無理してはだめよ。今は食べるのが仕事なんだから」と言われた。また、管理栄養士さんから食事指導を頂き、一年間の時期によって食べてよい物リストをもとに説明される。柔らかい消化よい食べ物から始まり、3ヶ月後、半年後、一年後と徐々に食べてよいものリストが増える。一年後には、ほぼ一度に食べる量は少量であるがなんでも食べられるとのこと。特に、私は退院後しょっぱなに、とろろ芋を少し食べただけで、ものすごい胃痛とともに、2時間胃液を吐き、ようやくとろろ芋が出てきた。とろろ芋は退院後たべていいもののリストに入っていたのに。。。そう、めげずに食べられる物を食べることにした。私の場合、特にデザート:ケーキ類はぺろりとたいらげる。コーヒーはカフェオレでミルクたくさんとともに飲めば、大丈夫であった。とにかくコーヒー好きで以前は一日4−5杯カフェオレを飲んでいた。食生活と胃癌は関係あるだろうが、私は今までそんなに暴飲暴食はしていなかったつもり。時々、むしょうに食べたくなることはあって食べ過ぎることはあったが。しかし、検査したとき、慢性胃炎でもあり、胃潰瘍の原因とされるピロリ菌もいた。日本人の多くはピロリ菌をもっているが、必ずしも保菌者が胃潰瘍になるとは限らないそうだ。


○精神的な回復:究極的に心を慰めるのは聖書のことばだった

落ち込んでいた時期、泣いてばかりいないで聖書を開いて読んでみた。そして思いだした、そもそも自分の信仰は自分の力で生み出したものでなく、求めたら神のほうから与えてくれたもの。それをすぐ忘れてしまうから、思い出せるように聖書があるわけで、自分の信じたことはなんだったっけ?と思ったら、聖書を読んでまた思い出せばいい。読んでいるうちに、また元気がでてきた。

下記キリストが言われた言葉(新約聖書):

★「あなたがたのうちだれが、心配したからといって、自分のいのちを少しでも伸ばすことができますか。こんな小さなことさえできないで、なぜほかのことまで心配するのですか。」(ルカの福音書122526節)

★「すべて疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたを休ませてあげます。私は心優しくへりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすれば魂に安らぎがきます。わたしのくびきは追いやすく、わたしの荷は軽いからです」(マタイ福音書112830節)

★「求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。だれであれ、求める物は受け、捜す者は見つけ出し、たたく者には開かれます。」(マタイ福音書778節)


下記キリストの弟子のことば(新約聖書):

★「あなたがたの思い煩いをいっさい神にゆだねなさい。神があなたのことを心配して下さる。」(第一ペテロの手紙57節)

★「あなたがたのあった試練はみな人の知らないものではありません。神は真実で正しい方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練に合わせることはなさいません。むしろ耐えられるように、試練とともに脱出の道を備えてくださいます。」(コリント人への第一の手紙1013節)


人からの慰めや励ましは非常に有難いし、実際励まされる。でも、それは永遠に続かないし、いつでも私が求めるときには与えられない。神はいつでも(神の声は聞こえないけど)求めた時に(それが祈りであったり、祈りにならない叫びみたいな、独り言みたいなものでも)、聖書のことばを通して答えてくれて、落ち込みから引き上げてくれる。「そうだ、神が私の心の深い悲しみや疎外感・孤独感をうめてくれる方だった。目には見えないけど、私が一人でいる時もそばにいてくれるんだ。」と思いだし、これを信じていこうと再び決心した。


○マスクをしていざクリスマスに教会へ 遠出の外出はじめ

気がつくと、季節はクリスマス。21日に教会でクリスマスの礼拝があるので、前からこの遠出の外出に向けて、体力をつけようと目標を立てていたのだ。手術後は抵抗力が落ちているので、外出時はマスクをしないとウイルスに弱いため、人ごみの多いところに行く際は必須である。ちまたではかぜやインフルエンザがおおはやりの時期。駅まで徒歩15分、そしてバスと電車に乗り一時間かけて教会へ。友人と国分寺の駅で待ち合わせ一緒に参加。教会もしばらく行っていなかったので、自分が離れてしまったような感覚が自宅療養中にあったが、久しぶりにみんなの顔を見て、笑顔で喜んで迎えられ、うれしかった。ほっと安心、暗い思いも飛んで行った。メッセージのあと、クリスマスのごちそうがたくさん出た。私はデザートとサンドイッチを少し取って食べ、食事会を楽しめた。一度にたくさん、久しぶりに人とあって言葉をかわして多少疲れたが、この外出をきっかけに、何回か外出できた。その後マスクしてもてきめんに風邪が移り、初期症状のうちに医者に行って抗生剤をもらい手をうつ。
手術から1ヶ月半、すぎてみるとあっという間であったが、私の人生で大きな転機となる時期だった。辛い時期でもあったが、それ以上にたくさんの今まで当たり前に思っていたことを感謝できたり、たくさんの友達が与えられていることが嬉しかったり、もう一度信仰を強められる機会だったりと、神様からの大きな恵みのクリスマスプレゼントをたくさん与えられて、感謝でいっぱいであった。



   
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